みやスマイル若草 歌のボランティア
「ちむぐくる」とは沖縄の言葉で「真心」「支え合い」「思いやり」みたいな意味で使われているそうで
それはイコール、損得を考え無い心
と捉えてもいいかも知れない
先日俺が個人的な活動で一緒にライブを開催させていただいたデュオ「ちむぐくる」
その「ちむぐくる」の歌う活動名と同じ「ちむぐくる」という歌が俺はとても好きだ
人々が支え合い
人々が幸せになり
人々が愛で溢れ
平和でありますように…
この歌を今、色んな場所で届けたい
そう思った。
もちろん曲の伴奏にもなっている三味線はひけない
だから俺はアカペラで歌う。
10月24日(木)
みやスマイル若草様
歌のボランティア
なんか久しぶりの歌のボランティアな気がする
前回の歌のボランティアと今回のボランティアとの間に
台風19号が日本列島を襲った。
過去最大クラスとも言われたその台風は
1日にして各地に甚大な被害を与えた
川が氾濫し、家や車が水没し
多くの人の生活を変えた。
しかし、人は温かい
すぐに各地でボランティアチームが発足し、復興への歩みを進めた。
しかし、まだまだ人が足らない状況だ。
俺自身も短時間ではあるが、台風が過ぎてから2日目に被災地にボランティアに入ったが、とてもじゃないけどすぐにどうにかなる状況ではなかった。
それから約10日が経ち
今もまだ各地では救いの手が足りていない
そんな中の今回のボランティア
俺はいつもとは違った面持ちでいた。
ボランティア開始
オープニングは毎度お馴染み「PERCHだよ全員集合」
オープニング曲を歌うと気が引きしまる。
2曲目に俺が持ってきたのは
冒頭にも書いた「ちむぐくる」
自分の中で整理がしたかった。
周りが被災し、仲間が被災地ボランティアなど走り回っている中で
自分が何が出来るかを。
俺は、やはり歌うことを選びたい
求められているのは体力であったり力かも知れないが
俺は自分が出来ることを選ぶ。
その決意がつまった歌だ。
俺はアカペラで歌い上げた。
歌唱力はおざなりでも、気持ちは常に前を向いている。
3曲目は、西那須野からはるばるやってきてくれたみゆきちゃんに託す
歌うのは「先生」
利用者さんには人気の曲だ
4曲目は忙しいスケジュールの合間をぬって駆けつけてくれたゆきちゃんにお願いした。
自分が明るめの歌をうたえない精神状態だったから、ゆきちゃんには明るめの曲をお願いした。
「お祭りマンボ」
美空ひばりさんの曲を華麗に歌い上げてくれた。
応援にかけつけてくれたあきちゃんと娘さんも手拍子などで盛り上げる
楽しそうにボンボンを振ってくれてありがとう!
5曲目はちえちゃん
最近ちえちゃんの歌唱力が上がってきた気がする
前回は苦しそうに聞こえた「神田川」が今回は綺麗に流れた
6曲目は久しぶりの登場
カメラマンとして優秀なみかちゃんだが、歌も素晴らしい
レパートリーが少ない中で、得意の「涙そうそう」を歌ってくれた
7曲目には俺がノーマイクで「ふるさと」を歌う
マイクを通すと気持ちがフィルターにかかり鈍ってしまう
俺は環境にもよるがマイクは出来るだけ使いたくない派だ
8曲目
次のスケジュールが迫っているため早退するゆきちゃんにもう1曲お願いする
曲は「Love is over」
帰りの控え室でも、ゆきちゃんの歌唱力は話題になった。
彼女は磨けば本格派のシンガーになれる。
9曲目
タイトルだけ聞いたら知らない曲だった
でも、流れてきたメロディーを聴いたらすぐにわかった
出だしにあえぎ声が入るあの曲だ
さすがPERCHの盛り上げ隊長だ
人間が持つ「恥ずかしい」という制限を搭載していない。
なんで人に喜んでもらえるのに恥ずかしがる必要があるの?と聞こえて来そうな画像である。
10曲目には急遽、「恋のバカンス」を入れた
歌うのはトトロ&みゆき
以前コラボしてるからすんなり歌えた
みゆきちゃんは万能である
11曲目はちえちゃん
「夢をあきらめないで」という曲を歌ってくれた
今日のちえちゃんはなぜかいつもと違った
曲の終わりにMCも入れたり、積極的
何か意識が変わったのだろうか?
12曲目は俺
今日どうしても歌いたかった曲のもう1つは「素敵なことがあなたを待ってる」
みゆきちゃんがまた聴きたいと言ってくれていたのもあるが
会場にいる全ての方に、その思いを伝えたかったからだ
嫌なニュース、辛い現実が続いたとしても
いつか「素敵なことがあなたを待ってる」と
13曲目は
最近の定番となっているこの曲に合わせて
みんなで紙飛行機を飛ばす
飛んでいく紙飛行機にはそれぞれの思いが詰まる
最後の曲は
PERCHのエンディングテーマ
「365歩のマーチ」
この曲はもう50回は歌っている
利用者さんが1番笑顔になってくれる魔法の歌だ。
歌はトトロが歌い、他のメンバーは利用者さんと握手をし、声をかけてまわる。
PERCHのメンバーはみんな「ちむぐくる」の精神を持つ素晴らしい仲間だ
距離があろうが、スケジュールが詰まっていようが
時間さえあれば迷わずにボランティアにかけつけてくれる。
同じ志を持つ仲間として本当に誇らしく思う。
本当は参加するはずだったが、前日に火傷をし不参加になってしまった蟹ちゃんを含め
参加出来なかったメンバー、みんな気持ちは1つである。
俺たちは「やれることをやる」
常に前を向いて歩き続ける
「ちむぐくる」の精神を心に掲げて。